【zoom対談】ビーガン記事「私は一ヶ月後、この牛を殺します」を読んで

私は一ヶ月後、この牛を殺します。〜私がヴィーガンにならないと決めるまで〜 の記事を読んで、一人ではあまりにも考えが煮詰まってしまったので、友人と3人で話してみました。
 


 

ビーガン記事の内容

 

ビーガン記事の内容

 

過激派のビーガンに疑問をもつ(?)元看護師のライターさんが、実際に牛舎に訪れて牛の飼育からセリ市場に出向き、実際に屠畜(とちく / 食肉・皮革などにするため殺すこと)を行うまでに携わって、結論「ビーガンにならない選択」をするという記事です。

 

牛舎で現場に関わるほか、ビーガンインフルエンサーや栄養士へのインタビューを経て、「知識もなく、専門家のアドバイスもなくビーガン食をする or 促すのは危険である」と警鐘しています。

 

ツイッターでは「はなからビーガンを否定するために書かれた記事」と感じたビーガンが、この記事に対して避難の声をあげていました。

 

私はビーガンではないが、ビーガン寄りの思考でありたい

 

私はビーガンではないが、ビーガン寄りの思考でありたい

 

まずは私の食生活についてですが、ビーガンではありません。

 

一番手軽なベジタリアンである「ポーヨーベジタリアン」です。

 

鶏肉・たまごは月に1回くらい買います。牛乳は豆乳に変えていて、牛・ぶたは基本的に頂かないです。

 

とはいっても、何ひとつ難しいことはしてないです。

 

基本は和食(豆腐・野菜・魚)に切り替えていて、洋風なものを食べたいときは牛肉の代わりにシーチキン使ったり厚揚げ使ったりしてる程度で、ルールは甘め。魚は普通に食べます。外食しても「お肉は絶対NG!」とかはなく、あまり気にせずに食べてます。

 

以前に「中田敦彦のyoutube大学「ビーガン編」まとめてみた。」の記事を書いたあたりから、牛・ぶたをやめた和食中心の食生活に変えようと思いました。

 

私が目指しているもの

 

牛肉を食べることが問題だと感じている理由はこんな感じ。

 

① 環境破壊

② 格差問題

③ 動物搾取

 

お金儲けのためだけに劣悪な環境で家畜を取り扱う牛舎が拡大していて、環境問題も悪化している。本来人間が食べられるはずの穀物は、牛のエサになっている。

 

「畜産業ではもうお金儲けができない」という新常識をつけることでしか、これらすべてを解消できない気がして、消費者が食べるものをどのように選ぶかにかかっていると感じました。

 

③の動物搾取に関しては、仕方ないという思いもあります。それでいうと人間も日々搾取されているし、人間はエゴの塊でありエゴの世界に生まれているので、生まれた瞬間から搾取に加担しています。仕方ないし、自分ではどうしようもできない部分が大きいです。

 

でも畜産業があることで森林伐採したり動物搾取したりしているのはたしかだから、できれば私はビーガンよりの考え方になりたいけど、こういう記事を見ると正直戸惑ってしまいます・・

 

ビーガン記事で改めて考えたこと

 

ビーガン記事で改めて考えたこと

 

私がこの記事で一番気になった部分を抜粋します。

 

牛飼いさん「動物を守りたいっていうけどさ、ヴィーガンを勧めている人たちって、牛にとって一番最悪なことをしてるって気づいてるのかな?」

yuzuka「最悪なこと?」

牛飼いさん「世界中の人がヴィーガンになるなんて、ありえないじゃない。 貧困の問題もあるわけで。ヴィーガンってのは恵まれた人たちだけができる贅沢な選択だからね。」

yuzuka「たしかに」

牛飼いさん「じゃあ、もしもこの活動を続けて行って、本当にお肉を食べる人が一定数減ったら、どうなると思う?」

yuzuka「どうなりますか?」

牛飼いさん「まずは私たちがやってるみたいな、小さな牛舎から潰れていくんだよ。 利益よりも牛のことを1番に考えてやっている牛舎から先に潰れていく。そうなって最終的に残るのって、牛をものみたいに扱って、劣悪な環境で安いお肉を量産しているファクトリー農場だけだ。 結局あの人たちがやってるのって、牛を大事にする農場を潰すことなんだよ」私は一ヶ月後、この牛を殺します。〜私がヴィーガンにならないと決めるまで〜

 

ハッとする一文でした。

 

ビーガンは恵まれた人たちだけができる贅沢な選択

 

スーパーで150円のたまごと300円(平飼い)のたまごがあったとき、150円のたまごを選ぶ家庭は多いでしょう。

 

マクドナルドでは100円で小腹を満たすハンバーガーが食べられて、吉牛では300円台でお腹いっぱい牛丼が食べられます。

 

安価なお肉やたまごはもはや生活に欠かせない食べもののひとつであり、暮らしを支えてくれます。

 

ビーガンはというと、お肉以外の食べものから栄養を摂る必要があって、オーガニックの野菜やサプリなどにお金がかかります。

 

意識が高くてある程度お金に余裕のある人しか手を出すことができないと思われても仕方ないでしょう。

 

利益よりも牛のことを1番に考えてやっている牛舎から先に潰れていく

 

「小さな牛舎から先に潰れる」というのは、本当にそのとおりだと思いましたし、ビーガンにとって本末転倒な話なのではないかと思いました。

 

環境に負荷を与えているのはアマゾンを伐採して動物搾取するような大規模な牛舎であって、小さな牛舎だけの環境負荷の割合を考えるなら、ほかの環境破壊の原因を改善した方が早いかもしれません。

 

利益がでている以上、大規模な牛舎が規模や形態を変えることはまずないでしょう。

 

ビーガン記事について、話してみた

 

ビーガン記事について、話してみた

 

ビーガン記事を看護師の友人ふたり(Aちゃん・Bちゃんとしておきます)に共有して、3人でお話をしました。

 

 記事読んでどうだった?

 

Aちゃん 筆者の考えに共感できるし、わざわざ体験して結果をだしているから、なんでそんな批判が出るのかわからなかったなー。

 

Bちゃん ある意見に対して“一つの考え”だと認め合えないのが違和感だね・・ 私も豚を絞めて食べたことがあるから、食肉によって動物が体の一部になる実感とか感謝の部分、共感したなー。過程を知ること、命をいただくとはどういうことかを知るのって大切だよね。

 

Aちゃん 屠殺場の人は実際にそれでご飯を食べているし生活もあるから、小さい農場から潰れる現状ではビーガンに対して警鐘するのも納得できる。

 

Bちゃん 小さい農場から潰れるという仕組み自体に問題があるよね・・小さい農場を助けるために食肉を続けていいというわけでもないから、そこは腑に落ちないところもあったなー。

 

Aちゃん 消費者が農場を選んで買うことで、救われる小さな農場もあるかも?

 

Bちゃん 家畜がどういう環境で育ってきたのか、プロセスを知るのが大切だよね。

 

 その通りなんだけどさ、スーパーに行ったときに150円のたまごと300円のたまごがあったときに、なんの違いなのかよくわからないんだよね・・売り場もうちょっとわかりやすく明示してくれないかなあ。

 

Bちゃん そこ、スーパーと農場が隠したがるところでもあるのかもね・・大規模の農場と友好的に取引するために。

 

Aちゃん 海外に遊びにいくと思うけど、日本の売り場は遅れてるよね。ハワイなら「ホールフーズ」みたいなオーガニック系の大規模なスーパーがある。日本は考え方が根付いてないし、プラントベースとか選択肢にすらないし、まず身近に置いてないから慣れない。外食してもビーガンメニューもほぼないしね・・

 

Bちゃん 売り場とか飲食店とかがビーガンとか意識したりしてくれないと、なかなか身近にならないよね。私は生産者が不透明だから、外食もしなくなったなー。

 

 そういう風に意思を持って「平飼いのたまごを買いたい、ビーガン食を買いたい」と思っていても、やっぱり大量生産の食材の方が安いから貧困問題が解消されない限りは難しい気がして、すごい不毛に思えてしまったんだよね・・

 

Bちゃん 本当だったら政治で環境問題・貧困問題に取り組むべきよね・・森会長の問題も、スポンサーがおりたことで反発が加速したから、そんな感じで企業から攻めるのもアリかもね。「もっと環境にいい製品出して」とか「手頃な無農薬野菜増やして」とか。

 

Aちゃん イオンのオーガニックラインを増やしてもらうみたいな感じだよね?

 

 ほー!業務用スーパーは、ほぼ輸入品なんだよなー・・実際、節約を頑張る庶民は、そういう意見の届きにくいところで買い物するのが現実なんだよね・・

 

Aちゃん そもそもみんなが考えられてないのがすべての始まりだから、意識を変えることが大切だよね。教育とかメディアとかで環境と食事について学んだりする機会を増やすことはできないものかね?

 

Bちゃん 愚民政策(エンタメを与えて考えない国民をつくり、政治をしやすくする)とかもあるしね・・

 

 そもそもの知識がないうえに、実際に買い物をするときにも選び方がわからないんだよね。だから「安い」が選び方の基準になってしまう。「プラス100円してでも平飼いのたまごを選ぼう」と思うには、お金をのせることへの納得感が必要だよね。

 

Aちゃん よりカンタンで実践的な買い物の仕方を示す必要があるかもね!

 

Bちゃん 選び方の手順を知ったら、あとはやるだけだもんね!

 

それぞれが考えて食事を選べるようになるといい

 

それぞれが考えて食事を選べるようになるといい

 

私たちが出した結論は、ビーガンになる/ならないにかかわらず、現実問題を知ったうえで食べものを選ぶようにした方がいいということ。

 

「自分で選んだ」という納得感が、楽しい・美味しい以上に食事の質をあげることに繋がると思います。

 

一生食べていかないといけないからこそ、自分の目の前の食卓に食材がどのようにして上がっているのかについて、一度じっくり考えてみてもいいのではないでしょうか。

 

庶民から順番に被害にあう

 

庶民から順番に被害にあう

 

動物搾取や環境問題について、タブー視されている根深い問題だから賛否両論あるし、考えても自分ひとりではなんともできないから途方にくれてしまうし結論はでません。

 

でも、好き勝手やっていることのツケは必ず払わされることになるし、しかも生活苦にある庶民から順番にその被害にあうのは間違いないです。(実際に労働するのは庶民だし、身を守る方法が選べないのも庶民だから)

 

ただ、時代は移ろうと思っていて(動いた先に自分が生きているかどうかはわからないけど)気づいた人から声が徐々に大きくなって流行になっていき、いずれ大企業や政府をも動かす大きな「時代の波」になると思っています。

 

だから、消費者同士でやっかみあっている時間はないと思います。突貫工事をしている場合でもない。そういうの全部、ただただ誰も救われない、ひたすら悲しい時間です。

 

めちゃくちゃズボラなので細かい表示みたりするのすごい苦手だけど、地球を守りたいので(?)自分の意識から変えていきます!!!