かっぱ橋で調理器具揃えたら、誰でも料理好きになれる説

料理ってめんどくさい。まず、自分が何を食べたいのかがわからない。レシピが決まったとしても、買いものに行くのがめんどくさい。下ごしらえとか弱火で何分だとか気を遣うのもめんどくさい。食べ終わったあとの片付けもめんどくさい。

 

そんな考えの私は料理をそこまでしないゆえに100均で大体の調理器具を揃えていて、それで特に不自由を感じずに生きてきた人生だった。だけど、さすがにコーティングがはげた3年目のフライパンには限界がきている…

 

そこで、重い腰を上げて初めて「かっぱ橋」に行ったところ、「鍋ってカワイイ…片付け最高…!料理大好き!!!」とキッチンで思わず叫んでしまうという奇跡が起きたので、一部始終を残す!
 

 

調理器具が揃う「かっぱ橋」を初散歩

 

調理器具が揃う「かっぱ橋」を初散歩

 

プロ仕様の調理器具がなんでも揃うことで知られている「かっぱ橋」

 

存在は知っていてほんのり「行ってみたいな〜」とは思ってたものの、「そんなに料理しない私が行って、果たして楽しいのか…?」という疑問があって、足を踏み入れたことがなかった。

 

でも…

 

私は、足を踏み入れた瞬間に「かっぱ橋が大好きだ!!!」と直感した。

 

かっぱ橋

 

ノスタルジックな街並みに意味のわからないデザインがほどこされた建物、狭いスペースにぎゅうぎゅうに積み上がった宝石のような食器たち…

 

料理に対する愛情をもった活気のある店主に、目をキラキラ輝かせながら食器を見つめる買いもの客…

 

土日祝日は閉まっているお店も多いそうでポツポツやっていないお店もあったけど、ここが“料理人のディズニーランド”であることは容易に想像できた。

 

実際、名物キャラ(?)「かっぱ河太郎」に会えたときは、ミッキーのグリーティングぐらいテンションが上がった。

 

かっぱ河太郎

 

レジ横とかに「ミニかっぱ河太郎」がいるのも、「隠れミッキー見つけちゃった!」みたいなテンションでいちいち嬉しかった。

 

ミニかっぱ河太郎

 

いや、正直私は「ディズニーよりも楽しい」と思った。でもディズニーは8000円くらいで朝から晩までみっちり楽しめるのに対して、かっぱ橋は10:00-14:30くらいで約5万円がかかったので、ディズニーのコスパのよさを感じた。(なんの感想?)

 

でもお金をかけずに歩いているだけでも、十分に楽しめる場所だと思う。「あ〜こんなカップで珈琲飲みたいな〜」ってカップを眺めるだけでも楽しい。そこまで高くないのにこだわって作られてるものが多いから、ちょっとしたプレゼント選びにもよさそう。

 

コーヒーカップ

コーヒーマドラー
マドラーとかピックも、かわいいのがたくさん…

 

お菓子の調理器具専門店もあったんだけど、螺旋階段の一面にクッキーの型がかかっていて圧巻だった… これはもう現代アートと言っても過言ではない。

 

お菓子の調理器具専門店

 

お菓子作りなんか久しくしてないし今後もする予定ないけど、“クッキーの型コレクター”として生きている自分を想像してしまった。(歪)

 

「かっぱ橋」で買った調理器具たちで料理したら昇天した

 

実際に購入した調理器具たちはこちら。

 

「かっぱ橋」で買った調理器具たちで料理したら昇天した

 

(左上)鍋は帝国ホテルやホテルオークラでも使われているものを、「型落ちしているワケアリだから」という理由で、奇跡的に1/4の値段で買えた。かなりお得に手に入ったのに、半永久的に使えるらしい(!)

 

しかも弱火でコトコト煮込むと、人間が混ぜなくても勝手にいい感じに混ぜ合わせてくれるのだそう。(早速カレーをつくったら、野菜への火の通り方が絶妙だった)

 

(左下)フライパンは鉄製で窒化加工されているからコーティングがハゲる心配もない。これはいい値段したけど、ずっと長く使えると考えたらいい買いものだと思う。

 

(右上)包丁は、主に家庭用に使われている「三徳」と「パティ」の二種類を買った。

 

たくさん種類がある中から好みの重さやデザインでどんどん絞っていく作業をして、最後に残った運命の包丁に刻印をするというドラマチックな出会いを果たした。

 

包丁の刻印
浜崎あゆみの「M」の筆記でちょっと恥ずい

 

砥石の使い方のレッスンも受けてみて、包丁の可愛がり方を知り、その奥深さに感動した。

 

この包丁で早速切ったところ、人生で一番細かくニンニクをみじん切れた。(しかも力をほとんど入れていない)

 

ニンニクみじんぎり

 

このまな板もヒノキの香りがして本当に癒されるし、包丁の刃を傷つけにくくしてくれるというから愛おしい。

 

野菜を切る行為は力がいるし疲れるから苦手だったけど、「力もいらないし癒されるからもっと切りたい!!!」に変わった。(すごい進歩…)

 

「かっぱ橋」が教えてくれたこと

 

「かっぱ橋」が教えてくれたこと

 

私のこれまで30年の料理人生は、すべて茶番だった。

 

料理は繊細で奥深くて尊い行為なのだと、生まれて初めて知った。

 

今までの私のなかの調理器具のイメージは、安く買った鍋が数か月でよろしくない状態になって、「買い替えればいいか」って思うだけの存在だった。

 

思えば、鉄鍋に油をなじませたり使い終わった包丁を丁寧に拭いたり… 調理器具をそうやって可愛がったことなんか、これまでの人生で一度もなかった気がする。

 

ちゃんとお金を払って愛着を持って選んで、お手入れをして何年も使い続けることが、こんなに豊かな行為だと知らなかった。(服だったらそういうのわかるけど、料理も一緒だったのか!という発見があった…)

 

とにかく私にとっては、頭を鉄のバッドでたたかれたような衝撃で、「料理はめんどくさいもの」というイメージが180度変わってしまった。

 

むしろ、「めんどくさいを愛でるのが最高なんじゃないか!!!」と昨日までの自分に言ってやりたい。10代の頃から知っておきたかった価値観NO.1かもしれない。

 

厳選して家に迎え入れた“カワイイ調理器具たち”を初めて使うときは少し緊張したし、でも今日から何年もずっと一緒に過ごせると思うとすごく愛おしく思えた。(これはもう初恋のトキメキじゃん)

 

それにつくった料理は本当に香り高くてなめらかで、いつもよりもずっと美味しく感じられた。(気持ちの問題かもしれないけど)

 

キッチンにいるときは、もうトキメキが止まらない!!!

 

もう「かっぱ橋」でしか調理器具を買いたくない自分がいる。もう今年も終わるけど、今年一番の思い出として急浮上したくらいだ。

 

まだ行ったことのないみなさんはぜひ行ってみてほしい…! 料理が今別に好きじゃない人ほど、知らない世界に魅了されて新しい扉が開いてしまうと思った。