朝が弱いです。
おまけに寝起きも最悪に悪いです。
目覚まし時計の「ジリリリリリリリ…!」音にイライラしすぎて、あぁこのままでは健康を害す。と思い、本気で目覚まし時計対策を考えたことがあります。
結局、「ジリリリリリリリ…!」の前にかすかに鳴る「カチッ」という音で目覚まし時計を黙らせることに成功し、何度か会社に遅刻をしておりました。(新卒の人は絶対にマネしないでね♡)
そんな私が、過去に寝坊以外の最悪な理由で遅刻をしてしまったときの話をします。
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寒い冬の日でした。
その日はなぜか、珍しくいつもより1時間早く起きることができました。
優雅にコーヒーをいれてパンを焼く姿は、パンがあったときのマリーアントワネットと完全に一致といっても過言ではなかったと思います。

出典:wikipedia
メイクなどの身支度がいつも通り10分ほどで終わり、時間を持て余した手持ちぶさたすぎる私は、おもむろにお風呂のイスや換気扇のフタなどをバスタブに放り込んで熱々のお湯を注ぎ、オキシクリーンで漬け込む「オキシ漬け」までしました。
「これで帰る頃には湯船までピカピカになっているぞお!」
そう意気込んで清々しい気持ちで自宅をあとにしました。
早起きしたからか気分がよく、若干スキップ気味で駅に向かいます。
駅に着くなり颯爽と改札を通り抜けて電車に乗りこみ…
電車の扉のちょうど真ん前に立った私は、黒いガラス窓に映る自分をみて、マフラーが乱れていることに気づきました。
そして、マフラーを巻きなおそうとして何気なく全身の服装のバランスを確認したその瞬間、フリーズモードに突入しました。

…え、なんで?
ヒートテックタイツしか履いていない。
ズボンを履いていない。
なんなの?エガちゃんなの?
いや、エガちゃんでもさすがに朝一の電車ではズボンぐらい履くよね?
とにかく、自分がすごく怖くなりました。
とりあえず、オシャレだと思って開け放っていたコートのボタンをそっと閉めました。
駅から自宅まで引き返す道中が一番情けなかったです。
オキシ漬けなどしないで服をもっとちゃんと選べばよかった。
「これで帰る頃には湯船までピカピカになっているぞお!」
と意気込んだこととか、全部紙みたいにぐしゃぐしゃにしてベリベリにやぶいたあと海の藻屑となればいいとすら思いました。
いいですか、「早起きは三文の得」とかあれ嘘です。
私はこれからも絶対ギリギリに起きます。
これまでもギリギリでいつも生きてきて何とかなってきたのです。
だからこれからだってギリギリでいつも生きていきたいと思いました。
以上です。