たまに自分が怖くなるときがあります。前回、ヒートテックタイツオンリーで電車に乗った話をお恥ずかしながら披露させていただきました。
実は、同じような過ちをこれまでにも何度か犯しています。これは、誰にでも過ちをおかす可能性のある、実際にあった怖い話です。
もくじ
脱色クリームと脱毛クリームを間違えて on the 眉毛。
漆黒の剛毛眉毛を持つ私は、薄い眉毛に憧れていました。
色素薄い系女子になるべく、学生の頃から眉毛を何度も脱色してきました。
25歳にもなると、「目を瞑ってでもできるわ」と言わんばかりに、脱色クリームon the 眉毛。
脱色クリームで眉毛を覆うこと20分。
洗面台へ向かい、手慣れた様子で脱色クリームをティッシュで拭き取ります。
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…ちょっと待って。
すべて消えた。
眉毛がすべて消えた。
え、どうして?時間置きすぎた?でもさ、時間置きすぎたからって消える必要ある?
そうだよね、ないよね。
じゃあどうして脱色されなかったの?わからない。
わからないときは説明書に限るよね!説明書など5年ぶりに読むけど読んでやろうじゃないの!
ん?なになに?脱色…じゃなくて
脱毛クリームじゃねーかっ…!!!
んなわけwwwと思ったそこのあなた、この画像をみてください
どうですか。
パッケージ、似すぎじゃないですか?
よくも悪くも私は感覚のなかで生きている人間で、あらゆるものごとを色や形や音などの感覚で記憶しています。
今回も例外ではなく、「バレリーナがストレッチしてるやつ…あ、これだ、あったあった」って感じで選びました。
せめてバレリーナの足の毛がボーボー生えてくれていたら違和感に気づけたかもしれないので、これは本当に悔しいところです。
眉毛を失ったので、心新たにカモフラージュを頑張ることに
そんなこんなで、完全に眉毛を失いました。
のび太くんだったらここですかさず「ドラえもおぉぉんっ!」のおたけびチャンス。
でも私にはドラえもんとかいない。
眉毛を失った事実は何も変わらない。
あんなに憎かった漆黒の剛毛眉毛を、とてつもなく愛おしく思いました。
翌日も仕事があったため、その後の私はとてもスマートに眉毛カモフラージュ作戦を決行しました。
すぐに前髪を作って眉毛を前髪で覆ってカモフラージュ。
出勤時には、ペンシルで一本一本毛を描いてナチュラル眉毛に仕上げることに成功したのです。
(美術だけ無駄によかった成績がまさかココで生きるとはな)
しかし、エステティシャンだった私には酷ですが、眉毛の行方が心配で施述中に汗をかくことも許されません。
施術が終わるごとに眉毛をタオルで押さえて、かゆみと汗も抑えてあげていました。
眉毛ほしさに勇気を出して行った「眉毛サロン」
眉毛に気を遣いながら、だましだまし、なんとか、3日ほど乗り切りました。
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さすがに不便だ。
眉毛が欲しい。
もう、1日中眉毛のことばかり気にする人生には疲れた。
「ヘイsiri!眉毛を取り戻す方法は?」
ここ何日かの私の苦労を知らないsiriは、いつもの明るい声で答えてくれました。
「お近くの眉毛サロンを表示します」
…眉毛サロンとな?
なにやら、眉毛エクステをつけて形を作れるサロンがあるらしいのです。
早速予約をしました。
当日、カウンセリングでこうなってしまった経緯を担当のお姉さんにお話すると、「そんなことあるんですね!」と失笑。
ええ、あります。
怖いですよね?
私も怖いです。
でも見てください。わかりますよね?緊急事態だってこと。
「本来、眉毛エクステはもともとある毛に付けるものなので、ツルツルの皮膚に付けるやまちゃんさんの場合はもって一週間くらいかも…」
とのこと。
ノープロブレム。
私は今すぐ眉毛が欲しいのです。
わかりますよね?何度も言わせないでください。緊急事態だってこと。
私は誰かと違って、緊急事態宣言を後まわしにするタイプではないのです。
さて、いよいよペンシルで描いた偽りの眉毛をクレンジングでするりと落として、施術へとまいります。
裸の眉毛を人様にお見せするのは初めてだったので、お尻を丸だしにして一駅分歩くくらい恥ずかしかった。
お姉さんも、きっと目のやり場に困っていたと思う。
そして完成した眉毛がこちら。
凄いですよね。これが最先端をゆく眉毛エクステです。
しかし、敏感肌の私には眉毛エクステのグルーがどうも、かゆいのです。
しかも、グルーはこすれに弱く、寝るときに寝返りを打つことも許されませんでした。
もちろん水にも弱く、シャワーのときも気を遣います。
おかげで、眉毛に神経を集中させ、眉毛だけを避けて顔を洗うという難易度の高いワザを身につけることができました。
掻きむしりたい気持ち&寝返りも打てない&お風呂も気を遣うなどのストレスと闘いながら、毛のありがたみをひしひしと感じる日々を過ごしました。
そして、眉毛はお姉さんの言うとおり一週間程度で落ちてしまいました。
眉毛エクステが完全に落ちたとき、恐るおそる鏡を見ると、なんと私の眉毛たちが完全に再生していました。
え、早っ…
さすが漆黒の剛毛眉毛。
おかえり、漆黒の剛毛眉毛。
we will love long long time。
今夜からはどうぞよろしくね。
こうして、わたしの眉毛の旅は幕を閉じました。
眉毛は大事。人相もだいたい眉毛で決まるからな。
私と眉毛の怖い話はどうでしたか?
この体験で得た教訓は、眉毛は顔の中でも重要なパーツだということです。
眉毛ないだけで、なんだか目がイヤ〜な感じで際立ちます。
人相もだいたい眉毛で決まると、誰かが言っていた気もします。
みなさんも、気をつけてくださいね。