気候危機ってなに? 大人は知らなきゃヤバい環境問題のキホン

「気候危機の何がそんなにヤバいの?」

「環境問題、テーマが壮大すぎてイメージわかない」

 

そう思っている、そこのアナタ!

 

アナタ自身とアナタの大切な人、それからアナタの子ども、そのまた子ども、そのまたまた子ども・・を、できれば守りたくないですか?

 

先日Youtubeで発信された番組『気候危機ってなあに?』を簡単にまとめます!

 

今の生活を守りたい方、環境問題の基礎を抑えておきたい方はぜひ読んでみてください。
 

 

『気候危機ってなあに?』

 

『気候危機ってなあに?』

 

先日Youtubeで公開された『気候危機ってなあに? 〜ここから知る環境問題AtoZ〜 #気候危機を止めよう』。

 

第1回は、主催の小野りりあんさん・eriさんを筆頭に、モデルの水原希子さんや環境学者の江守正多さんなどを招いて、「環境問題の何がそんなにマズイのか?」をキホンのキの字から学べる回となりました。
 

 

環境問題に対して「よくわからない」「難しくて自分とはほどとおい問題」と捉えている人もまだまだ多い中で、民間がちゃんと意識を深めて意見を交わす場所を提供してくれている番組です。

 

意見を交わすといっても全然ギスギスした嫌な雰囲気とかではなくて、みなさん環境問題に対してポジティブに取り組んでいるのが印象的でした!

 

地球は待ってくれない。そもそも「温暖化」とは?

 

地球は待ってくれない。そもそも「温暖化」とは?

 

「環境問題」って最近やたらと耳にするけど、そもそも何がそんなに問題なのでしょうか?

 

環境学者の江守正多さんが、小学生でもわかるように説明をしてくれていました。

 

なんで地球の温度が上がっているの?

 

なんで地球の温度が上がっているの?

 

過去2000年で見ても最近の温度の上がり方は急上昇している状態。

 

なんでこんなにも上がっているかというと、「温室効果ガス(主にCO2・石炭石油天然ガス)」が増えているからです。

 

永久凍土(シベリア・アラスカなど凍った地面の中に炭素が蓄えられていて、溶けるとメタン・CO2が出てくる)など人為的ではなく自然にでてくる温室効果ガス「メタンガス(CO2の20倍以上の濃度)」は、国の温室効果ガス排出量にカウントされていないのが現状。(人間活動によって出てきたものではないから)

 

カーボンバジェット(炭素予算)からも引かれないそうです。

 

つまり、表面的にでている数字よりも、本当はもっと深刻な数字になるということ・・!

 

「放っとくとどうヤバいの?」気温上昇による悪影響

 

「放っとくとどうヤバいの?」気温上昇による悪影響

 

ここが一番気になるところだと思います。

 

これからの私たちのくらしに直結する問題です!

 

① 洪水

 

気温が上がると水蒸気が増えるため、大雨が増えます。

 

② 海面上昇

 

海水があったまって膨らむ&陸の上の氷が溶けて、海水が増えます。

 

3度上昇するとなんと「大阪城」が浸水するくらい海面上昇するといわれているそうです!

 

(場所によっては居住できなくなるといわれています。もし地元が沈んだら、悲しすぎますよね・・)

 

③ 水不足

 

乾燥地帯(中東・アフリカなど)では、さらに雨が降りにくくなります。

 

④ 熱波

 

暑い気圧配置が上がっていきます。

 

(ビル群の蜃気楼の中とか今でも耐えられないのに、どうなっちゃうの・・)

 

⑤ 森林火災

 

温度が上がると乾燥して火事が起こります。

 

(オーストラリアの火事は記憶に新しいですよね!今日、日本でも山火事のニュースあったな・・最初は人為的な火種でも、範囲が広がりやすくなるのは怖いですよね!)
 

⑥ 食料不足

 

主に水不足からくるものです。

 

日本は食料自給率が低いといわれているので、「他の国で食料がとれなくなったときにどうするのか?」という問題もあります。

 

IPCCの研究によると2050年までに穀物の価格は29パーセントくらい上がるという意見もあるのだそうです。

 

⑦ 強い台風

 

水蒸気が増えると台風が強く発達して、雨がふります。

 

(日本ではすでに、だんだん豪雨による被害が大きくなってきていますよね・・)

 

⑧ 感染症

 

蚊が冬でも生きていられるようになるので、デング熱など蚊が運ぶ感染症が増えることが予想されています。

 

(コロナのうえにデング熱流行とか、もう勘弁してほしいですよね・・)

 

⑨ 生態系の損失

 

たとえばサンゴの白化、死滅。

 

オーストラリアの火事でコアラが焼け死んだのもそうです。

 

いま当たり前に会える動物に、会えなくなってしまうかもしれません・・!

 

2030年に訪れるといわれる「ティッピング」とは?

 

2030年に訪れるといわれる「ティッピング」とは?

 

「ティッピング」とは、“ある温度”を超えると後戻りできなくなる数字のこと。

 

(たとえばアマゾンの熱帯雨林が枯れるのが止まらなくなるなど)

 

ドミノ倒し(または「ぷよぷよ」の連鎖)みたいに、“ある温度”に到達すると、後戻りできなくなるスイッチを入れてしまう可能性があるのだそうです。

 

人間が気づいて急いで改善しようとしても、もう遅い状態。

 

その“ある温度”は、プラス1.5度〜2度といわれています。

 

現在すでに1.2度上昇

 

2030年にティッピングを超えるといわれているのだそうです・・。

 

(待って、2030年って私まだ40才だし、今「100年時代」とかいわれてるから、そのあと60年生きるかもしれないんですけども〜〜!!?)

 

なんで「あと4年」がタイムリミットなの?

 

なんで「あと4年」がタイムリミットなの?

 

環境問題を真摯に受け止めて活動している人たちの間で、ささやかれている言葉「時間がない」「あと4年」

 

パリ協定では、「1.5度で温暖化止めよう」と目標をかかげています。

 

(パリ協定は各国が目標を決めていてルールがゆるいので、5年に1度進捗確認をしているのだそうです!)

 

2050年前後に世界全体のCO2排出量を「実質ゼロ」にするために、「2030年までに世界全体で大体半分までに減らそう!」と目標をかかげています。

 

2020年から、毎年7.6%づつ減らしていくことで2030年に半分削減を目指す計算です。

 

しかし、4年間いまのままの生活を続けたら?

 

2025年から減らす場合は、15%づつ下げなければならなくなります。

 

国連からは、「15%減は急降下すぎてほぼ不可能だ」という発表がされています。

 

だから、あと4年で変わるしかないのです。

 

「今のままの生活で環境問題を解消するという道は考えられない」ということです。

 

「私一人がやったところで…」いいえ、3.5%が変わればいいんです!

 

「私一人がやったところで…」いいえ、3.5%が変わればいいんです!

 

「とはいえ、私一人が行動したところで何を変えられるの・・?」

 

そう思ったそこのアナタ、「3.5%の法則」をご存知でしょうか?

 

ハーバード大学の政治科学者が「成功した非暴力の社会運動の調査」をした結果、全体の3.5%の人が社会運動に参加すると、かなりの確率でその運動が成功することがわかっています。

 

(3.5%=1000人いたら35人!いけそうじゃない?!!)

 

「全員に行動してもらおう」だとハードル高いけど、「100人に話して3〜4人が行動」してくれれば、それだけで成功の可能性が高くなるってことです。

 

これは環境問題に限らず、どの運動にも共通していえることで、すごく希望の持てる調査だと思います。

 

環境問題を改善するために、すぐにできることはある?

 

環境問題を改善するために、すぐにできることはある?

 

「環境問題がどうやらマジでヤバそうなのはわかった。じゃあ具体的に、私たちに何ができるの?」

 

ありがとうございます。その言葉を待ってました!

 

早速、みなさんがやっていること、誰でも今からできることをご紹介します!

 

① パワーシフト

 

まずやるべきは「パワーシフト」。

 

家庭から出るCO2の半分近くが電気からなので、電力を再生可能エネルギー100%に変えることが、個人でできる環境負荷を抑える一番効率的な方法です。

 

石炭火力発電だと海外から輸入するから海外にお金を落とすことになるけど、再エネは日本で作った電気で地域の活性化にもなります。

 

「電力が弱くなるんじゃない?」「高くなるんじゃない?」というイメージがあるかもしれないけど、オンラインで数分で変更できて簡単だし、ほとんどの場合は毎月の電気代が安くなるのだそう。

 

すごい応援しているわけでもない電力会社に毎月お金を落とすなら、地域活性化に意識のある電力会社が行っている再エネに変えた方が意味ある行動ができます。

 

「何気なく使っている電気で、地球にやさしいことができる!」とみなさん切り替えて気持ちよく過ごしているようです。

 

② 飛行機を使わない

 

飛行機の移動時にたくさんの温室効果ガスを出すことは、よく知られていることですよね。

 

リリアンさんは、旅行時の移動を飛行機から貨物船にしたのだそう。

 

③ お肉を食べない

 

特に牛肉の産業は、環境負荷が大きいです。

 

牛のゲップやオナラからは、自動車のCO2排出量よりも深刻な量の「メタンガス」がでます。

 

しかも牧草地を作るためにアマゾンの森林伐採をしているのが現状。

 

(ホントだったら「カーボンニュートラル(CO2排出量と吸収される量が同じ)」を実現しなきゃいけないのに!)

 

国産牛であっても、えさの穀物は輸入したものだったりします。

 

お肉が好きだったら「大豆ミート」を試してみるのもいいかも!

 

④ 銀行を変える

 

日本の3代メガバンク「UFJ銀行」「みずほ銀行」「三井住友銀行」は、世界の銀行を合わせてもTOP3で石炭火力発電に融資しています。

 

石炭火力発電は、燃やすことでCO2が出て環境汚染を加速させる存在。

 

銀行にお金を預けているだけで、そのお金が気候変動の加速に使われてしまいます・・。

 

⑤ ファッション

 

新しい服を作る工程で環境負荷がかかるので、服の作りすぎも問題となっています。

 

ファストファッション<古着などに切り替えるのもひとつの手。

 

「ちゃんと作られているかな?」「私この服をずっと愛せるかな?」の2つを見て購入するのがおすすめです。

 

新しいファッションの可能性を模索するブランドも多くでています。

 

(衣類ゴミを粉砕して糸にもどすなど、古いもので新しい価値を生むことにチャレンジするとか)

 

動物実験をしていない「ビーガンブリーチ」や「ビーガンカラー」もあるのだそう!

 

(髪に色もしっかり入っていてかわいかった!)

 

ファッションの基準や価値観をアップデートしなきゃいけないときにきています。

 

環境問題の解決に取り組むメリットは?

 

環境問題の解決に取り組むメリットは?

 

気候変動を取り組むことで、悪影響を改善できるのはもちろん、個人としてのメリットもあります!

 

【気候変動を考えてよかったこと】

 

・できることが増えた!
(裁縫・料理・自然を前よりも感じられるようになったなど)

 

・大きなテーマを考えるチャレンジができた!

 

・知ることで人生がゆたかになる感覚「生きてるー!」

 

モノを買うときにモノの背景を知る。背景を知って、納得して買ったら大切にする。

 

そうやって何気ない生活に“意味”を持てるだけで、なんだか特別な感じがしますよね!

 

「気候危機はなんでヤバいの?」と聞かれたら?

 

「気候危機はなんでヤバいの?」と聞かれたら?

 

最後に。

 

もし自分よりも年下の人や子どもに、「なんで気候危機はヤバいの?」と聞かれたら、アナタはなんと答えるでしょうか?

 

「もし答えに迷ったなら、こう言ってみて!」と、環境学者の江守正多さんはいいます。

 

① 異常気象

身近に震災が起こる

 

② 地球の限界がくる

後戻りできない状態になる火種を今の人類が押しちゃう

 

③ 気候正義

最初に影響を受けるのは発展途上国・未来の人たち。(CO2をほとんど出していない人たち)先進国の人たちが、力ない人たちの自由や幸せを奪うのはアンフェア。

 

夏場の気温が27度から28度になってもピンとこないかもしれないけど、自分の平熱が36.5度から1.5度上がって38度になったらどうでしょう?

 

結構だるいですよね・・

 

環境問題を訴える活動家は、今は冷笑されているマイノリティな存在かもしれないけど、近い未来のスタンダードになることは間違いありません。

 

冷笑している人がマイノリティになったとき、「知らない」ととぼけていては恥ずかしいです。

 

これを機に、自分にできることを考えてみませんか?