コロナ禍で休業の美術館、苦しすぎ(涙)アート好きにできることは?

緊急事態宣言の延長によって、美術館もバタバタと休館延長になりました。

 

ちょろちょろと再開している展示もあるけど、中止になった展示もあったりしてて、アートファンとしても、なんだかよくわかりませんよね。

 

荻上チキさん×美術手帖編集長・橋爪さん×美術ライター・橋本まりさんがラジオ番組「session(セッション)」でお話ししていたことから、美術館が置かれている苦しい現状アートファンにできることをまとめました。

 

「美術館の休館で心の洗濯ができない・・」「好きな美術館を応援したい!」という方ぜひ読んで!
 

 

1年間をふりかえって【コロナ禍で混乱する美術館】

 

開館がバタバタ変更になっていることを受けて、アートにかかわる現場には、どのような変化があったのでしょうか?

 

コロナ禍の美術関係者の現状について、美術手帖編集長・橋爪さんと美術ライター・橋本まりさんが語っていました。

 

・メディアとしては、海外の美術館の様子がわからない。
 

・現場の混乱が伝わってくるし、変更対応に追われる。

 

美術館・博物館全体の収入は、ほぼ半減している苦しい状態。
 

・オンラインで美術鑑賞できるニコ生の配信を続けていて、図録・グッズを買ってもらうことで成果はでている。
 

・クラファンなどの寄付カルチャーは根付きつつあるけど、海外に比べるとまだ意識が低い。

 

コロナ流行が美術館にもたらした良かった点

 

コロナの流行によって、美術館に何かメリットはあったのでしょうか?

 

・予約制度が浸透してきた。
 

・ふらっと美術館に寄ることはできなくなるけど、押せ押せの鑑賞環境を避けられる

 

休館措置について【コロナ禍で混乱する美術館】

 

「美術館・博物館を休業するかどうか?」

 

都と国で意見が分かれたことから、現場はかなり混乱したようです。

 

・整合性取れてない。
 
・都「閉めるべき」国「あけるべき」でダブルスタンダードになった。
 
・その後、国も「閉めるべき」となり現場は混乱した。
 

・人流の抑制が大事なら、美術館にかかわらずすべて(満員電車など)も制限すべきではないか?

 

・美術館は少人数の入場制限ができるのに、「閉めるべき」という判断になったのはなぜなのか?
 

・その説明が曖昧なので、閉めるか開けるか現場も混乱している。

 

GWに直撃。企画展はどうなる?【コロナ禍で混乱する美術館】

 

かきいれどきのGWに、緊急事態宣言がまるっとかぶってしまったことについて、美術館にはどのような混乱があるのでしょう?

 

・「あやしい絵展」など、注目の展示が中止になっている。
 

・3〜4月時点ですでにグッズを用意しているけど、売れなくなる。(会期後に売ることはできないルールになっている)
 

・例年だと夏に向けて展示を切り替えるのが普段だけど、それができない状態。

 

・作品によっては展示日数の決まりがあったりして、会期延長もなかなか難しい
 

・金曜に宣言延長の発表があると、土日で判断できなくて、その先の調整も遅れる。

 

補償について【コロナ禍で混乱する美術館】

 

休業要請するのであれば、もちろん補償は必要ですが、その補償もとても十分とはいえないものなのだとか・・

 

民間の支援がなければ、存続も危ぶまれる美術館もあるのが現状のよう。

 

・会社や個人で運営している美術館の補償は、苦しい状況にある。

 

・文化が「不要不急」なら補償も必要。

 

・美術館を閉めることで鑑賞の機会をうばい、教育を止めることにもつながるのでは?

 

・日本ではまだ閉館の話がないが、海外では閉館やコレクションを売却せざるをえなくなったケースもある。

 

・海外ではアーティストへのベーシックインカムを取り入れている国もある。

 

文化庁の助成金は半額助成(50%の出費ありき)なので、導入にためらいがある。

 

・都の協力金(数万円で微々たるもの)はでるが、私立の公益法人は外されている。

 

・情報が少なすぎて、休館措置するかどうかの判断も難しい。泣きっ面に蜂状態。

 

美術館が国に求めること【コロナ禍で混乱する美術館】

 

国や都が美術館の休業要請をするにあたって、政府に求める対応とは?

 

・再開する際も、都と国で整合性のとれた対応を求める。

 

休館・再開の明確な基準を設けてほしい。

 

・対応するための時間もほしい。

 

・当然補償も必要。

 

個人でできる支援【コロナ禍で混乱する美術館】

 

グッズ・図録を購入する。

図録はどの館でも買える唯一の商品。

 

寄付をする。

応援したい美術館のサイトにアクセスすると、基本的には支援のページが設けられている。

 

・美術館の活動をサポートして、展覧会の割引などの優待を受けられる「友の会」に入会すると、持続可能な支え方ができる。

 

コロナが明けたらぜひ行ってほしい!おすすめの美術展示

 

・森美術館「アナザーエナジー展

71〜105歳までの女性作家の作品のみを展示

 

・大阪の「藤田美術館

近代の個人コレクション。

お屋敷の倉が近代的に生まれかわっている。