新宿武蔵野館にて『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』を観てきました!
絵コンテ?漫画?のポスターと、シールステッカーももらいました。
ざっくりあらすじ・レビュー・震えたポイントを残します。
もくじ
青春が爆発する映画『ブックスマート』

出典:新宿武蔵野館
「勉強しかしてねえ・・!」
「アイツらの4年間を一晩で済ましてやる!!」
エリート高校の卒業を控える優等生2人が、思い出をつくるために、頑張ってチャラい卒業パーティにくりだすお話です。
『her/世界でひとつの彼女』などに出演する女優の、オリヴィア・ワイルド初監督作品。
友情あり、家族愛あり、恋愛あり、笑いあり、涙あり。
2人の主役の女の子のキャラクターがキュートで魅力的で、ダンスとか音楽も素敵で、みずみずしくて、爽快感のある青春ドラマです。
『ブックスマート』の魅力を、3つのポイントに分けてご紹介します!
『ブックスマート』の魅力① 音楽とプレイリスト

出典:映画.com
映画の冒頭、2人がダサいダンスで挨拶をするところからして、もう最高に愛おしいんです!
あー、この時期、こういう家族みたいな友達っているよね・・っていう懐かしさに浸って、開始2分で青春時代に戻ります。
ドライブ中、パーティ中、妄想中……映画のなかでは、幾度となく心地よい音楽がかかります。
Spotifyのプレイリストはこちら ↓
急上昇したり急ストップしたり、音の使い方が効果的で楽しかったです。
おどりたくなーるー。
『ブックスマート』の魅力② 愛おしき友情

出典:映画.com
2人は「大丈夫、私たちはイケてる」と自分たちに言いきかせるように、常にお互いを褒め殺しあいます。
自信をなくす出来事があって「私なんてさ・・」と自虐にはしる主人公に、相方がビンタをおみまいして、「私の親友にそんなこと言うなんて許さないよ!」とひとこと。
このときのこの言葉は、冗談なしで言っているような気迫があって、とてもグッときました。
『ブックスマート』の魅力③ 恋愛のかたち

出典:映画.com
コメディ×青春×恋愛を描いた映画って、ありきたりだし、よくみる展開ですよね。
だけど『ブックスマート』は、主人公の女の子が女の子を好きになったり、生徒が先生に憧れたりと、恋愛だけじゃなく人間ドラマとしての深みがあって、ただの恋愛キャピキャピドラマの枠を超えています。
結構なまなましい性の話とか、やりとりもでてきますが、そこもまたぎこちなくて尊いです!
『ブックスマート』はピュアで危うくて、みずみずしい映画

出典:映画.com
高校卒業間近の18歳といえば、自分はもうオトナだと思っているけど、まだまだ未熟な時期。
何をするにも初めてのことが多くて、そのたびに「不安だし怖いな」と思いながら、それでも四苦八苦して乗り越える時期です。
「自分は若いけど、もうちょっとでハタチになっちゃうし、いまなんでもやっとかないと!」と歯止めがきかなくて、怖いくせに、自分の限界を知らないくせに、フットワークだけは軽い。
若さって危険性をはらんでいて、でもそれが青春ってことなのかなとも思います。
この映画を観ていると、自分の子どもをみているようで心配でソワソワしたり(子ども産んだことないけど)、自分の青春時代を思い出して恥ずかしくもあったかい気持ちになったり、これから新しいことにチャレンジしてまた青春したいと震えたったりします。
オトナが観ても楽しめる映画だし、今なら幸か不幸か、隣の席が空いている贅沢な環境で鑑賞できるので、行くしかないと思います。