映画「あの頃。」女ハロオタの鑑賞レビュー

劔樹人さんの自伝的コミックエッセイが映画化された「あの頃。」を観てきました! いち女ハロオタの感想と、帰りに立ち寄った新宿タワレコでの激アツ展開について残します。アイドルのこととなると思考が止まるので、何書いてるか自分でもわかってないです。(※ネタバレ含むので映画鑑賞後に読むことをおすすめします!)

 

 

映画「あの頃。」の監督・俳優

 

映画「あの頃。」の監督・俳優

 

「あの頃。」の監督は、代表作に「愛がなんだ」がある今泉力哉さん。

 

2021年は「街の上で」の公開も控えていて、個人的に注目している監督です。

 

主演は松坂桃李さん。

 

松坂桃李さんは遊戯王の大会で好成績を叩きだすゲーマー(?)らしく、大会のときはお仕事をおやすみするというオタクっぷりを発揮しているそう。

 

しかも、松浦亜弥さんと同じ学校に通っていた後輩なのだそうで、これは必然的な配役といえるのではないでしょうか。

 

エキストラの個性が強め

 

エキストラに、見たことある有名ガチヲタがちょいちょいいます。

 

ぱいぱいでか美さん、山越隆央さんは発見できました。

 

現場になじみすぎていて、エキストラなのに存在感が主演級ですw

 

他にも強烈そうな人が何人か出ていて、「当時ってヤバそうなオタクがいっぱいいたんだな・・」と改めて気づかされました。

 

エモい配役

 

橘慶太さんの妹・橘美緒さんも登場します。(=松浦亜弥さんの義理の妹です)

 

この配役、グッときますね・・!

 

あやや役がビヨーンズの山﨑夢羽

 

あやや役がビヨーンズの山﨑夢羽

 

似ているからという理由で、あやや役にゆはねが抜擢!(ありがとうございます)

 

山﨑夢羽さんに沼りそうで戸惑うオタク【突然の2推し爆誕】のブログでも書いたように、ゆはねが気になって戸惑っていたところでの抜擢・・

 

もともと「あややに似ている」と定評があったけど、ゆはねがあややの曲を歌う機会が多かったことが今回の抜擢に繋がったのではないかと思います。

 

大スクリーンで、ゆはねのあやや役を観られる日がくるとは。

 

ほとんど捨ててたけど、人生捨てたもんじゃないですね・・

 

MONONOAWAREも登場

 

劔さんが東京にきてから働くライブハウスにて、MONONOAWAREのライブシーンがありました。

 

アイドル文化が根強い(圧倒的に汚い)、大阪のアングラなライブハウス「白鯨」と、オシャレなお客さんがお酒片手に静かにMONONOAWAREを聴いてゆらゆら揺れている、東京のアングラなライブハウスとが対比されています。

 

「東京」の選曲もよきです。

 

個人的には「一度ゼロになれば。それよりタラレバをやめねば」という歌詞が好き。

 

映画「あの頃。」のあらすじ(ネタバレあり)

 

映画「あの頃。」のあらすじ(ネタバレあり)

 

2003年頃、うだつのあがらない日々を過ごす松坂桃李さん演じる劔さんが、松浦亜弥さんの「♡桃色片想い♡」きっかけで沼落ちして、「ハロプロあべの支部」の個性豊かなメンバーたちと出会います。

 

オタ活を通じて大人の青春を謳歌する日々と、その後の生活に焦点をあてた、ほぼ実話再現VTRです(???)

 

ハロプロ要素は前半がメインで、後半は中年男性の熱い友情が色濃く描かれています。

 

メンバーのひとりが亡くなる寂しいシーンもあるのですが、「ハロプロあべの支部」のメンバーが終始カラッとした方たちで、沈むことなく観れました。

 

映画「あの頃。」女ハロオタの感想

 

映画「あの頃。」女ハロオタの感想

 

言いたいこと全然まとまってないですが、思いのままに見出しを羅列してみます。

 

黄金期に推せるって羨ましい

 

私は2017年にモーニング娘。の佐藤優樹さんに沼落ちしたばかりですが、一番最初は小学生のときに、劔さんと同じ松浦亜弥さんの「♡桃色片想い♡」でハロプロのアイドルを好きになりました。

 

(第一声の「あ、行くよ?♪」がかわいすぎたのと、あんなに色白で透き通っててピンク色が似合う人間を(・・人間なのか?)生まれて初めて見たので衝撃的だった)

 

田舎育ちの私からすると、松浦亜弥さんはテレビの中の憧れの人で、実在するのかどうかすら怪しい存在でした。

 

でも「ハロプロあべの支部」の方たちはじめ映画にでてくる全オタクは、リアルタイムで現場を体験して、接触までしている・・!

 

(当時、個別握手会などはほとんどなかったそうですが、ライブ中にゴマキさまに踏んずけられる擬似体験をした人もいるらしい。)

 

そんな夢みたいな話があるのかと半信半疑ですが、たしかにあったのだよな、と羨ましくなりました。

 

私が40歳くらいになったら、「あの頃。2」をやってほしい。

 

そして、あやややミキティじゃなくて佐藤優樹やゆはねでやってほしい。(想像しただけでも泣ける。)

 

そう考えると、黄金期にオタ活してた人は、どんな感情でこの映画を観ているのやら・・

 

私だったら映画を観たあと、エモーショナル漬けでベロンベロンになるんじゃなかろうか。

 

冒頭5分で泣いた

 

精神的に暗く塞ぎ込んでいるときに、松浦亜弥さんの「♡桃色片想い♡」が沁みて松坂桃李さん(劔さん)が涙するシーンで、もらい泣きしました。

 

私も精神的に不安定な状態で佐藤優樹さんに出会ったとき、なぜかボロボロ涙がでたことを思い出したんだと思います。

 

ハロオタが必ず流すであろうあの涙は、一体なんの涙なのだろうか・・

 

ニュアンスが細かい、信頼できる

 

凄いのは、オタクの描写がリアルすぎること。

 

クーラーが壊れて暑がっているあややのPVに出てくるメモ書きを、クーラーにくっつけて真似するところとか、オタク仲間がすぐグッズくれるところとか。

 

松浦亜弥のPV

出典:YouTube

 

接触のとき、アイドルの背景がキラキラキラアアアアア〜ってまばゆく光るところとか。

 

頭ではたっくさん言いたいことがあるのに、いざ目の前にするとただただ体中が萎縮して「ヒャッ」「フォッ」とか「生まれてきてくれてありがとうございます(小声)」とかしか言えなくなるところも。

 

わかる・・

 

あと、当時のライブ映像とかラジオの音源とかもでてきて、幼き頃にタイムスリップしている気分になれました。

 

今みても石川梨華はすごい!!!

 

スタッフの皆さんは、ハロプロ年表やメンバーの名前をスラスラ言えるくらいに頭に叩き込んで撮影に挑んだそうで、ここまでリアリティを持って再現されたことを心から尊敬します!

 

選曲がいいし原キーで合唱は凄い

 

劇中で使われている楽曲も、みんなが知っている“よそ行き”のやつじゃなくて、オタクに愛されているカップリング曲だったりするから胸が熱くなります。

 

特にメンバーでバンドを組んで「恋ING」を合唱するシーンは泣けました。(原キーで頑張って歌っていた)

 

個人的には「ロマンティック浮かれモード」のイントロで、2人が顔をあわせて、うっとりとした表情で歌い出しに入るシーンが好きでした。(わかりみが深い)

 

下品なシーンも多々ある

 

オタクが気持ち悪いと思われても仕方ない、下品なところまでしっかり再現されています。

 

下品なんだけど、狼(ハロの掲示板)とかを見る限り、たしかにそういう汚い側面もオタクのリアルだと感じることがあるから、個人的にはあってよかった。

 

「白鯨」でのイベントも、ハッキリ言って空気が悪いし、ずっと汚いんですよね。

 

上京したてのときに似たようなハロプロのイベントに参加したことがあるのですが、完全に場違いだと感じたし気持ち悪いと思ったくらいです。(今は汚さにも慣れたのと、オタクがオシャレになってきている)

 

汚いんだけど、エネルギッシュで愛と情熱に満ちあふれていて、だから楽しい!

 

女オタクだと男同士のハロオタトークの細かい内容までは共有されないので、それを覗いてしまった感覚で新鮮でした。

 

たしか指原莉乃とリリーフランキーの番組「真夜中」で、ハロオタおじさんが集まって語りあう会があったのですが、おじさんたちが本当は当時の思い出とかを鼻息荒くしながら自慢げに語りたいはずなのに、指原を意識して抑えてる感じがあって。

 

熱量があるのに女性に対してだと遠慮がちになるのって、どこか寂しい気がしていたんですよね。

 

もう、「同じオタクなんだし先輩なんだから、全力できてくれよ!!! オジサン!!!」と思う。

 

コズミン役の仲野太賀さんが凄い

 

仲間の一人・コズミン(実際はコツリさん)は、プライドが高くて倫理的にヤバそうな人なんだけど、面白いところもあってどこか憎めない人。

 

コズミンを演じた俳優・仲野太賀さんが、本当にそういう人にしか見えなくてすごかったです。

 

コズミンが亡くなるときに、フィギュアを握りしめながらハロの思い出ソングを聴いて亡くなるのだけど、私が闘病の末に死ぬなら間違いなくこうしたいと思いました。

 

もし私の周りに忠告してくれる人が誰もいなければ、私も女版コズミンになっていただろうなと思うとゾッとします。

 

「あの頃。」をみて「今」を見つめる

 

「あの頃。」をみて「今」を見つめる

 

劇中、「あの頃もよかったけど今が一番しあわせ」というメッセージがありました。

 

「あの頃はよかった」って言葉、懐かしさに浸るポジティブな言葉にもとらえられるけど、「あの頃に比べて今はそうでもない」というネガティブな言葉にもとらえられます。

 

過去は過去で大切な思い出として愛でながら、「今が一番いい」という人生観で生きている人は幸福だと思います。

 

ハロプロの歴史も更新し続けている

 

ハロプロは20年以上の歴史があるけど、オタクのなかには「あの頃が一番よかった」という人がいます。

 

作詞・作曲家とか、アイドルの卒業・加入とかで変動がめまぐるしいから、「あの頃はよかった」って思うのもわかるけど、どこを切り取ってもそこが一番素晴らしいのがハロプロで、それは今も間違いなくそうなんですよね。

 

「最高を更新する今のハロプロとともに年を重ねていくのも悪くないぞ」というメッセージがあるのかもしれないと勝手に思いました。

 

コズミンが亡くなったあとに、松坂桃李さんがコズミンの幽霊(幻影?)と話すなかで、「今のハロプロめっちゃ凄いよ。ビヨーンズいいよ、コズミン絶対好きだと思うよ」って声をかけるシーンがありましたが。

 

「今のハロプロが最高なのに、あの頃にばかりとらわれていたら見逃してしまうぞ!」という意味合いにも受け取れました。

 

と同時に、自分が死んだあとにめちゃくちゃ好みのグループがでてきたら、武道館に魂置いてく・・とも思いました。

 

映画「あの頃。」グッズをゲットしました

 

映画「あの頃。」グッズをゲットしました

 

最後に、あの頃を見たあとにパンフレットとコンピレーションアルバムをゲットしたので紹介します。

 

パンフレット

 

あの頃。パンフレット

 

パンフレットには、「♡桃色片想い♡」の衣装のゆはねの全身写真があります!

 

まじまじと見つめてみると、メイクがかなり似ています。(眉毛かな?)

 

映画の裏側はもちろん、ハロプロ年表とかもあって見ていて楽しいです!

 

コンピレーションアルバム

 

あの頃。コンピレーションアルバム

 

帰りにタワレコに寄って、「あの頃。」のコンピレーションアルバムをゲットしました。

 

劇中にでてくる曲を中心に、名曲たちが18曲収録されています。

 

ゆはねがソロフェスで歌った「奇跡の香りダンス。」も入っていますよ!!!

 

劔さんのほかにも、ハロオタの著名人が選んだコンピレーションアルバムがいくつかありました。

 

ハロオタの著名人が選んだコンピレーションアルバム

 

なんでこの曲を選んだのかを明らかにする「選曲座談会」も入っていて楽しいです!

 

劔さんとタワレコ社長が対談形式で18曲の思い出を語っていて、映画のあとに読むとグッときます。

 

ポスター

 

ゆはねポスター

 

タワレコ限定・数量限定で、購入者特典のポスターも付いてきます。

 

ゆはね×あの頃。のポスターです。

 

カワイイ!欲をいえばこちらもあややのカットがよかったけどカワイイ!

 

早速、私の目線の高さにゆはねの目線がくるようにして貼りました。

 

「あの頃。」はすべてのハロオタに刺さる映画

 

「あの頃。」は、ハロオタなら確実にクリティカルヒットする映画だと思います。

 

ハロオタと観て、語りあいたいタイプの映画。

 

もしハロオタじゃなくても、中年おじさんの爽快な青春映画として楽しめるのではないでしょうか。

 

長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!