ハロー!プロジェクト(以後ハロプロ)の人気グループ・アンジュルムのメンバー、はーちゃんこと太田遥香が女オタとクリスマスの夜に密会していたことがわかって、ツイッターがプチ炎上していました。これを受けて、アイドルとオタクの関係や恋愛について、「なんでだめなのか?」を新参ハロプロオタク的に独断と偏見で考察してみました。
もくじ
ハロプロのアイドルは、オタクと適切な距離感があるから推せる
私が初めてモーニング娘。の握手会に訪れたのは、2019年12月1日に新宿RENYで行われたリリイベでした。仕事を抜け出して朝から並んだにも関わらずリリイベのチケットは完売してしまい、本当は会いたくない主義でしたがほぼヤケになって握手券だけGETしたのです。
ついに私の番となり、モーニング娘。たちのふわふわの手を握ったときに「ゴリゴリのパフォーマンスを2回こなしたうえに、ライブハウスのキャパが700人として仮にCDを1人2枚購入したら軽く1400回以上握手してることになるけど、キラッキラの瞳 & キューティクルまでアイドル & 2億点のアイドルスマイルで私に微笑みかけてくれている」と呼吸困難になりかけながらも冷静にそう感じました。
私はシュ病(アイドルを前にすると突如として何も言えなくなる病気)が発病して「ありがとう」のひとことすらも言えませんでしたが、中には常連さまなのか私の推しにラフに話しかけているオタクもいました。
そのとき私は、近づきすぎるオタクに対して推しが塩対応してくれていることに心の中でガッツポーズをしました。
「ファンのみなさまあって活動ができている」というアイドルの言葉に嘘はないと思いますが、ファンはファンでしかないと思っているのが私の持論です。ファンからしてもアイドルは偶像でしかないし、その先を期待して応援しちゃだめなんじゃないかと。
ハロプロのアイドルは「アイドルが求められていること」を理解しているし、徹底して貫いている人だけがハロプロ史に残る伝説となり、逆に理解できなかった人は静かにフェードアウトしていっています。
アイドルは恋愛しちゃダメなのか問題
アイドルの曲には恋愛の歌が多いし、ハロの場合は加入したての生まれたてのぷりぷりの時期から鬼のようなセクシーダンスを踊らされがちで、ファンが妄想恋愛を楽しみやすい入り口にはなっていると思います。
だからこそいつも画面越しで観ていた国民的アイドルが自分だけのために時間を割いてくれたら飛び上がりたいほど嬉しいだろうし、優越感を感じたり誰かに言いたくてウズウズしたりするのもわかる。
それにアイドルに関わらず女なら誰でも、恋愛のトライアンドエラーを繰り返して最終的にはいい恋愛をつかめるようにするのは通常モードだとも思います。なので、「恋愛全然OKだよ!」とウェルカム体制の女オタも多いです。
でも私はアイドルは絶対恋愛しちゃダメ派!
※してもいいけど匂わせは絶対にしちゃいけない派!
なぜなら、ファンは妄想を楽しみたいのであってリアルに興味はないからです。スキャンダル相手の顔など出ようものなら、「あの歌詞ってこの人を想って歌ってたのかな?」などといらぬリアルがちらついて妄想に浸れないからです。一気に冷めるのです。
冷めたくないのです。ずっと夢の中でふわふわ浮いていたいし、ずっとワクワクさせてほしいのです。やってもいいけど、プロのアイドルなら120%絶対にバレないようにやってほしいのです。そのプロ根性が伝わってくることでまた、応援の熱は自分でも恐ろしいほどに加速するのです。
ガチ恋オタクはマッチングアプリでもやってくれ
「ファンと付き合うアイドル」や「アイドルにガチ恋してるオタク」に違和感を感じていて、ファンとアイドルの距離感が近すぎてなんなら付き合っちゃう!みたいな関係が胸やけするほど気持ち悪いです。
お互いのスペックをみてからお近づきになるマッチングアプリとやってることほぼ変わらない。「俺のためにパフォーマンスしてくれるカワイイ女の子」をお金で買ってるのと一緒やないかい!と思うんですよね。
優越感とか自己顕示欲とかって、アイドルと付き合わなくても別の場所で十分に埋められると思うし、アイドルは立派なお仕事なのにそこにファンが私利私欲を持ち込むのはどうなんだ。
アイドルをキャバクラ嬢だと思ってんのかな。いや、そんな人はキャバクラ嬢からも嫌われてそうだけど。そんなオタクにはやっぱりお互いの私利私欲をマッチさせる意味でもマッチングアプリがベストとしか思えないですね。
主役は誰ですか? そうです、アイドルです。
ガチ恋オタク勢は「自分」を主軸に置いていて、応援オタク勢(?)は「アイドル」を主軸に置いているということに気づきました。
ガチ恋オタクは自分の欲求を満たすためにアイドルに近づいて、結果的に活動に迷惑をかけるしアイドルの心も疲弊する可能性がある。恋は盲目といったもので、ガチ恋をそもそも迷惑行為だと思っていないことが多く歯止めがきかない。
一方応援オタクはアイドルにライブ以外のリアルな接触を求めていないので、ライブ中に迷惑行為さえしなければアイドルに直接的な負担をかけることはありません。パフォーマンスにさえ注力して笑ってくれてさえいればそれで満足だからです。
かむちゃん(アンジュルムサブリーダー・川村 文乃)も言うように「ハロプロのアイドルは会社員」だと思います。会社にはルールがあってクライアントもいてユーザーもいるので1人の勝手な行動は許されないし、アイドルはイメージ商売なのでなおのこと気をつけるべき。
女ヲタもなかなかな件について。
今回のはーちゃんと女オタクの軽率な行動を受けて、女ヲタもなかなかだなと思いました。仲良い分には問題ないですが、SNSで写真を公開したり握手会で意味深な会話をしたりするのはルール違反です。
そんな匂わせをふくちゃんや鈴木愛理ちゃんは絶対にしないはず!はーちゃんはまだ若いから、これを機にもうやめてほしいなと思いました。
ハロプロという長い歴史の中でこれまでにもきっとそんな女オタもいただろうけど、SNSができてからは広まるのがあっというまだからもっとお互いに意識が必要!
プロ意識を持っているアイドルにオタクは励まされ、また応援したくなることを忘れないでほしい。(誰w)つい熱くるしくつらつらと書いてしまいましたが、推しがなにをしでかしても結果応援する気満々の自分が怖いです!